プロフィール
ニックネーム
ゆうき
出身高校
神奈川県私立山手学院高等学校
進学先
早稲田大学社会科学部
入学年
2014年
現役 or 浪人
現役
合格した学校・学部・方式
早稲田大学社会科学部(一般)
早稲田大学商学部(一般)
早稲田大学教育学部社会科学専修(一般)
明治大学経営学部(一般)
明治大学情報コミュニケーション学部(一般)
明治大学国際日本学部(一般)
立教大学社会学部社会学科(一般)
青山学院大学国際政治経済学部経済学科(一般)
明治学院大学経済学部(一般)
日本大学経済学部(一般)
不合格だった学校・学部
早稲田大学文化構想学部
志望校を決めた時期と志望理由
第一志望:早稲田大学社会科学部
時期:高校3年の7月
理由
幅広く学べるということに魅力を感じたため。
文系ながら環境問題について学べる学部が社会科学部だったから。
志望校・学部・学科を決めるにあたってのアドバイス
早稲田大学という全国的にも知名度が高い大学に通う自分っていいな。という憧れから。
その思いが徐々に深くなり、早稲田大学で自分は何を学びたいかが明確になり、学部を選んだ。
○○をやりたいから○○大学を志望する!という明確な理由が無くてもいいとは思う。
大切なことは、「その大学、学部で自分がどう過ごしているかイメージができること」に尽きる。
高校時代、部活や生徒会含め勉強以外で取り組んだこと
私は部活動の中でも引退も遅く、練習も割と厳しいイメージがある野球部に所属していました。
実際、平日は毎日朝練、午後練があり土日も試合と毎日野球漬けの日々でした。
高2の冬ごろから周りの友人が受験を意識し始める中、自分は野球ばかりの日々を送っていたため正直焦りました。
しかし、あくまでも今は野球に集中し、勉強はできることだけに取り組もう(授業をしっかり聞く、内職をせずに)と割り切りました。
これによって、引退後も納得して勉強に励むことが出来ました。
勉強面
高校1、2年時の勉強への取り組み
正直、野球しかしておらず家で勉強をするなど全くでした。
ただ、学校の授業をしっかり受けることで、なんとなく塾にいって勉強している人たちよりは効率よく勉強できていると思い、そこは眠気を堪え頑張りました。
テスト前は部活が休みであったため、全力で勉強しクラスで半分の順位を常に取るよう心がけました。
高校3年時の1年間の勉強の進め方と学習の中で心がけたこと
英語
夏はとりあえずインプットをして知識を頭の中へどんどん入れた。
音読は文章に対し3回は行い、速読ができることを祈り取り組んでいた。
秋は、模試でアウトプットする機会が多く、夏にインプットした知識がこんなにも入っていないのかと驚愕した時もあった。しかし、復習することで弱みを潰せているように感じやりがいがあった。
センター直前は、私は私立文系ということもあり特にセンター対策はせずひたすら青本(駿台)を解いていた。
センターは大問ごとの時間配分はしっかりと考えた上で臨んだくらい。
二次試験前は、青本に取り組むとともに、昔できなかった問題が今はできるようになっているのかを確認し、少しでも自信を持てるような取り組みを行っていた。
ターゲット1900はこの時期になると全部こたえられるのは当たり前、試験会場に向かう電車の中だけで500個くらい目を通せるレベルにはなっていた。
国語
夏は授業で取り組んだものを復習し、また予習しての繰り返しでコツを掴めていたわけではなく何となくこなしていた。
そのため自信を生み出すこともできなかった。
秋は模試が増え、なぜ解けなかったのかを分析するうちに「なんとなく③にした」というように根拠を持って解答できていないことに気づいた。
そのため、日頃から根拠を残したり、解説を聞く前に文章の要約をして自分がどれくらい文章を理解できているか目に見える形で残しておいた。
センター直前は、国語に関しては時間の使い方が何より重要だと思っていたので、7年分くらいは解いて自分の傾向を知っておいた。
二次試験直前は青本に取り組み、絶対に落としてはならない問題(簡単で誰でも取れる問題)を取れるかを重視していた。合格最低点をとればいい=何問かは落としていいのだというスタンスで行くと気持ちが楽になるかもしれない。
世界史
夏は学校の授業で学んだことがしっかり頭に入っているのかを確認するべく、簡単な問題集を解いていた。
その時に肝なのが、直前に教科書や参考書を見ないこと。
抜き打ちテストのように行い、現段階で何を覚えていて、何を忘れているのかを洗い出すため取り組んでいた。
中国史70問中4問しか取れなかったのを覚えている(定期テストでは抜群に取れていたのに⇒瞬間記憶だったから)。
秋は、夏に歴史の流れや主要な出来事&人物をインプットできたのでより応用的な問題に取り組んだ。
一問一答で例えると、答えをみて、その答えになるような問題文を自分で考えるといったことをしていた(1つの単語に対し複数の視点からアプローチする力を身につけるため)。
センター直前はとにかくアウトプット⇒課題発見⇒インプットの繰り返しでし。ヤマを張るという無駄なことはしないよう、満遍なくすべての範囲を取り組んでいた。
二次試験前は青本の最終確認。受験から帰ってきたら、世界史だけ自己採点して復習していた。
もしかしたら、別日に同じような問題が出る可能性があったので。
1日の平均勉強時間
高校1、2年時:7時間
高校3年時:6時間
得意科目とその理由
世界史
くだらないエピソードを知ることで歴史上の人物や出来事に興味を持ちました。
下ネタっぽい名前が非常に多いことや、当時の事情と今とのギャップを知り、その魅力にのめり込んでいたと思います。
そのため、覚えるというよりは自分が当時の人になりきって回想するイメージで歴史を理解していました。
不得意科目とその対策方法
現代文
難しい文章は、最初は頭に入らないどころかずっと変なメロディーが頭の中で流れているという超ふわふわした頭の持ち主でした。
だが、何か変えなければと思い、なぜこの選択肢を選んだのかという根拠を書いておきました。
そうすることで解説を聞いた後に、正しい回答を導き出すまでのプロセスと自分のプロセスとのギャップに気づくことが出来、それを毎回心がけることで論理的思考力が身についたと感じています。
おすすめ参考書とその理由、取り組んだ回数
①英語:ターゲット1900
理由:これを徹底的に取り組んだことで、早稲田をはじめ全ての英語に対応できたから。
回数:50回
②世界史:30日スピードマスター
理由:穴埋め形式の問題。穴埋めが簡単なため基本的な理解ができているかの確認&大まかな流れを確認できたから。
回数:5回
受験時に使っていたアプリやウェブサイト
紙媒体しか使用していませんでした。
周りからしたら、ゲームやってるの?という風に見られる可能性もあったので。
塾の活用方法
映像授業がウリの河合塾マナビス。
マナビスのテキスト、授業を信頼しきってその他の参考書には手をだしませんでした。
自習として使うこともあり。受験時はマナビスが家のような存在でした。
模試の位置づけ
復習次第で今後の自分がより飛躍できるための材料であると捉え、復習はしっかりこなしていました。
間違えたところがあるのに、そこを復習しないなんてもったいないだろうという考えのもと。
大問ごとに反省点と良かった点を洗い出し、全体の総括を残していました。
そうすることで、例えば半年前の自分と比べることが出来る材料となったため書いてみると面白いです。判定は特に気にしていません。
むしろ、あと何点とれたら1つ上の判定が出たのかを見て、現状何が足りていないのかを分析していました。
高校の授業の位置づけ
内職は絶対にしないこと。学校の授業は受験に関係ないと考える友人も多かったが、授業を受けずに内職をしている人と、授業はしっかり受け、塾の勉強は別に行う人とは演習量に差が生じる。
学校の授業くらい気軽に参加して、得るものは得た方がいいと思う。
生活面
1日の平均睡眠時間
高校1、2年時:7時間
高校3年時:6時間
主な勉強場所
授業がある日は塾で、ない日は1日中家でした。
家で勉強できないという人をよく聞きますが、私の場合、ただ単純にカフェなどで勉強するのはお金の無駄と感じていたことと、絶対に志望高に受かりたいという気持ちさえあれば家にいて漫画に手を出すことなどありえないと考えていました。
家って気持ちが落ち着く場だと思いますし、一番身近にある存在を遠ざける必要ってあるのかなって感じていました。食べたいときにご飯食べられるし!
おすすめの息抜き方法
塾から帰ってきたのがたいてい23時前。
「世界の車窓から」という非常に短い番組を見て、1日の疲れを取り頑張った自分をほめていました。今でもその番組を見ると見入ってしまいます。
モチベーションを上げる方法
大学生は、大人ではないけど大人に近いことができる存在だという風に認識しており、居酒屋で高校の話であったり地元の人と久しぶりに話すことって楽しいんだろうなと。
みんなと語り合えるくらい今は努力しようと考えていました。
自分なりの健康管理方法
部屋の湿度は保つことを意識していました。
冬は乾燥がひどくウイルスが蔓延しやすい状態であるため、できる限り保湿を心がけました。
受験時に聞いた印象に残っている・勇気づけられた言葉
担任が言った「不安だからこそ努力したいと思える」という言葉が非常に心に残っています。
当時の私が思っていたことをまさに表していたからです
誰と一緒に勉強したか
友達と勉強するのは嫌だったので、もくもくと1人で行っていました。
友達といるとしゃべってしまうので。
勉強や受験に対する親のスタンス
全く干渉してきませんでした。が、第一志望の発表の時はさすがに緊張していたと思います。
言わなくても勉強をするだろうという主体性を買ってくれていたのだと感じます。
親にしてもらって嬉しかったこと
常に前を向くよう勇気づけてくれたことです。
終わったことにくよくよせず、次に向けての取り組みを前向きに考えられるきっかけになってくれました。
メッセージ
大学入学後の生活
私は何か新しいスポーツを始めたいと思い、体育で楽しかったバドミントンをサークルに入って始めました。
大学では、僕の周りだけかもしれませんが新しいことにチャレンジする人が多い印象を持ちます。
いきなりダンスを始めた人、髪を染めてブイブイいわせている人、様々です。
それらの人に共通しているのは、自分なりの軸を持っていることだと感じます。
担任の先生がいるわけでもなく、深く干渉してくる人は今まで以上に減ってくると思います。それだけ自由なのです。
そういった意味で、目的意識を持ってバドミントンを始められたのは新しい自分にチャレンジできたので良かったと思います。
サークルに入ったことで、自分のコミュニティーは確実に広がりました。これは魅力の一つと言えると思います。
また、皆で何かを作り上げていく達成感を味わえるというのも魅力の一つです。
サークルは部活と違い顧問がいません。つまり、学生の想いをそのままサークルの理念にすることが可能です(もちろん総意のもと)。
これら2つの魅力を感じ続けられたため、サークル活動に取り組めたと思います。
勉強は、次第に位置づけが低くなってしまったというのが正直なところです。
教授によっては本当に授業する気あるのかと笑ってしまうレベルもいます。ですが、縛りが少ない分自分の好きな勉強を存分にすることが出来ます。
せっかくの4年間を台無しにしないよう、なにか1つだけでもいいので高い目標をもって取り組めることを設定した方がいいのかと思います!
大学生になって変わったことは、家で夜ご飯を食べる機会が圧倒的に少なくなったことです。
友達と飲みに行ったり、サークル活動であったりバイトであったりと交友関係が想像以上に広がります。
皆といる時間がとても楽しいと感じると共に、自分の時間をしっかりと作りたいという葛藤もあります。
これから大学生になる皆さんには、身の丈に合ったコミュニティーに属することが大切だと伝えたいです。
無理をして友達と合わせていると、いずれボロが出て自分の首を絞める事になりかねません。
自分の軸をしっかり持つこと、それをふまえた上で大学生活を楽しんでほしいなと思います!
後輩へのメッセージ
私は高校受験に失敗し志望していた高校に進めなかった分、大学受験こそは絶対に成功させてやろうという気持ちは人一倍強かったように感じます。
そのため、野球部に所属したこともあり全く勉強ができなかった時は正直焦りました。
ですが、志望校に絶対合格したいという強い思いを持っていたおかげで、上手く時間を見つけやれるだけのことをしっかりこなすことができました。
受験は、誰のためでもなく自分のためですよね。
大学受験への頑張りは、合否関係なく今後の人生において通用するところはたくさんあると思います(毎日10時間以上勉強する機会はほとんどないと思います)。
あくまでも大学受験は人生における通過点の一つでしかありません。
ですが、それに向けて目標をしっかり定め主体的にどれだけ取り組むことが出来るかが今後の人生への自信につながると思います。
高校生活を振り返ると、後悔はなかったように思います。なぜなら、目標を定め主体的に行動できていたからです。
高校生活は1度しか味わえません!
謳歌しながらも、今後の人生に何かためになる力を身につけてほしいと思います!