希望大学に入っても入れなくても、充実できるかは意識次第。受験は楽しもう!

プロフィール

ニックネーム

ちび

出身高校

千葉県立安房高等学校

進学先

早稲田大学社会科学部社会科学科

入学年

2014年

現役 or 浪人

現役

合格した学校・学部・方式

早稲田大学社会科学部社会科学科

志望校を決めた時期と志望理由

第一志望:早稲田大学社会科学部社会科学科
時期:高校2年の夏
理由:大学を選んだ理由は、私立トップの学力と知名度があったから。慶應も考えましたが、華やかなイメージが自分と合わないだろうと考え受験しませんでした。学部を選んだ理由は、学際性が最もある学部として社会問題を多角的に考察できると感じたから。高校在学当時はスペシャリストになることよりもゼネラリストとして問題を体系的に理解したいと考えていたため、学際性に重きをおいていました。

志望校・学部・学科を決めるにあたってのアドバイス

やりたいことが明確になっていない場合には、知名度は良い指標になると思います。
就職活動を行ううえでやはり学歴による選別等を実感する場面があります。他方やりたいことが明確な人はそれに注力すると、自分の得意分野が確立されて重宝されるかなと思います。

高校時代、部活や生徒会含め勉強以外で取り組んだこと

硬式テニス部に所属していましたが、受験勉強に専念するため高校2年になった時点で退部しました。
その経験からとりわけ学びがあったということは正直ないですが、部活に所属することで高校生らしい時間を過ごすことができたと思います。
「没頭する楽しさ」といったものをその経験から得られたように感じます。

勉強面

高校1、2年時の勉強への取り組み

もともと学ぶことが好きで楽しかったので、授業中に居眠りをしたり集中力がないといったことはあまりなかったように思います。一方で、普段から予習復習をするように心がけていた、といったようなことはなく、課題を課された場合や発表がある場合においてのみ予習復習を意識的に行っていました。
テスト前になると普段の集中力がさらにパワーアップして、1日10時間ほどは楽しみながら勉強していました。

高校3年時の1年間の勉強の進め方と学習の中で心がけたこと

​​​国立大学を併願していたので国数英社まんべんなく勉強する必要がありました。とりわけ数学が苦手だったので高校3年の夏までに志望校の過去問5年間分を3周するペースで勉強を進めていました。
センター前までにはあらゆる科目の10年間分の問題を最低2周するペースで勉強していたので、センター後は新たな過去問をやらずに解いたことのある過去問を繰り返し解いていました。

1日の平均勉強時間

高校1、2年時:4時間
高校3年時:11時間

得意科目とその理由

​​​​​​英語
理由:小学校時代から英会話教室に通っていたため。知識があったというよりは、幼少期から英語に親しんでいたため、英語を学ぶことに抵抗がなく楽しめたのではないかと考えます。

不得意科目とその対策方法

​​​​​​数学
対策方法:ひたすら数をこなしました。根本を理解するというよりは、このタイプの問題にはこの解法といった具合に暗記力勝負で解いていました。

おすすめ参考書とその理由、取り組んだ回数

英語:ターゲット(英単語帳)
理由:見やすいので。
回数:通学時間など暇さえあれば見ていた

日本史:実況中継
理由:歴史的な出来事を点とすると、それが起きた背景やどういった社会的な影響があったかを解説することで、その点を線で結んでくれる。特に記述問題対策で役立つ。
回数:3周

受験時に使っていたアプリやウェブサイト

​​​​​​東進の単語マスターアプリ

塾の活用方法

通年で東進に通いました(英語・国語・日本史・数学すべて記述対策用)

模試の位置づけ

​​​​​​苦手箇所のあぶり出しとそこへの復習に使いました。大学別の模試、東進模試、高校主催の模試などあらゆる模試を万遍なく受けましたが、とりわけ大学別模試は学力アップのために繰り返し解くようにしていました。

高校の授業の位置づけ

日ごろから集中していると後々の負担が軽くなると思います。特に歴史の授業においては単語に着目して勉強してしまいがちですが、なぜその出来事が起きたのか、その後どうなったのかといった点に着目して歴史の因果関係やその流れを掴むようにすると難関大の入試にも対応できると思います。

通学時間の活用方法

単語の暗記時間として活用していました。おすすめの勉強方法は時間を区切ることです。次の駅までにここまで終わらそう、といった具合に時間を意識して勉強すると集中力が上がります。 

生活面

1日の平均睡眠時間

高校1、2年時:7時間
高校3年時:6時間

主な勉強場所

リビング。
理由:自分の部屋で勉強していても集中力が続かず疲れがたまるだけだったので、自分が一番リラックスして勉強できる環境を選びました。

おすすめの息抜き方法

お風呂に入る。

モチベーションを上げる方法

志望校へ進学した先輩と連絡を取る。具体的な大学生活をイメージすることで自身のモチベーションにつなげました。

自分なりの健康管理方法

良く寝ること。眠たいときは寝る。

誰と一緒に勉強したか

一人です。誰かと勉強するのは好きではありませんでした。

勉強や受験に対する親のスタンス

特に受験勉強に関して口を出されたことはありませんでした。

親にしてもらって嬉しかったこと

決して焦らすようなことを言わなかったこと。模試の成績が下がっていてもとりわけ言及されなかった。

メッセージ

大学入学後の生活

私は受験勉強は通過点に過ぎないと考えています。

ただしその通過点を自身の人生においてターニングポイントとするかは皆さん次第です。

たとえ希望の大学に入ったとしても、そこで何か目標を持って取り組めるかどうかで大学生活の価値は変わりますし、希望の大学に入れなかったとしても必ず人生を充実させるための他の道はあります。

受験勉強は常に不安との闘いかと思います。受験勉強をして私が切に感じたことは心の健康の大切さです。上述したように、人生の選択肢は様々です。

気負わず気張らず、学生時代の受験勉強というある意味一大イベントともいえる状況を楽しむぐらいの心持ちで、皆さんの力を存分に発揮してください。

後輩へのメッセージ

私は現在海外ボランティアサークルの代表としてラオスへの支援を行っています。具体的にはラオス人と商品製作の交渉をしたり、ラオスで買い付けてきた製品をイベントで販売する活動をしています。大学生になったからには、社会人と同じような活動がしたいと考えて今のサークルに加入しました。実際にイベント等で外務省の方々とお話しする機会もあり、社会人になる前の最後の学生時代としてとても有意義であると感じています。

学業の面に関しては、大学の講義は卒業の為にしぶしぶといった具合ですが、自身で選択できるゼミに関しては比較的自由に自身の興味を追求できるのでとても楽しいです。

大学では自身で行動しなければ何も始まりません。高校時代のように常に顔を合わせる友達もいなければ叱ってくれる先生もいません。自分で考え、自分で実行し、自分で振り返り、自分で改善する。それができるかできないかで大学生活の質はかなり変わります。大学生活も終盤にさしかかってきて思うことは、これは頑張ったと思えることがあればあるほど、大学生活が充実していたと感じられるという事です。対人関係等々、大学生活では様々な問題にぶつかりますが、そこで折れずに頑張りぬくことが大切であると考えます。