一浪時も全敗、親にも◯られ、絶望の淵から這い上がり、憧れの早稲田に合格!

プロフィール

ニックネーム

S・T

出身高校

岡山県立岡山芳泉高校

進学先

早稲田大学社会科学部

入学年

2014年度

現役 or 浪人

2浪

合格した学校・学部・方式

早稲田大学社会科学部
立教大学法学部 

不合格だった学校・学部

早稲田大学法学部
早稲田大学教育学部英語英文学科
早稲田大学人間科学部人間化学科

志望校を決めた時期と志望理由

時期:一浪の時
理由:早稲田大学の自由な校風と、活発な人材を輩出しているところに、並々ならぬ憧れを抱いていたから。
特に、ジャーナリストに憧れていて、優秀な政治家や記者を数多く輩出している環境に自分も身を投じたいと、強く思っていた。

志望校・学部・学科を決めるにあたってのアドバイス

何よりも一番の悩みは、志望校の偏差値と自分のレベルのギャップでした。
二浪目のスタート段階での偏差値が3科目50前後という、あまりにもお粗末なレベル。
早稲田に受かるには20近く上げなければならず、文字通り死ぬ気で勉強しました。
ただ、私はやみくもに頑張れば受かると思っていたわけではなく、「もう1年やれば偏差値が上がるな」と勝算が見込め、戦略を立てて一年間勉強しました。
受験生の皆さん、落ち込んではなりません。
悲観せず、冷静に分析し、戦略を立てて勉強すれば、たとえ理想と現実に差があろうとも、合格も夢ではありません。

高校時代、部活や生徒会含め勉強以外で取り組んだこと

ハンドボール部に所属していました。
学生の本分である学業を疎かにし、のめり込んでしまったことを、今となっては本当に反省しています。

勉強面

高校1、2年時の勉強への取り組み

全く勉強していませんでしたし、頭が悪すぎて理解ができませんでした。

高校3年時の1年間の勉強の進め方と学習の中で心がけたこと

​​​高3の夏までは部活に打ち込み全く勉強せず。
引退後から本格的に机に向かって取り組み始めた。
成績があまりにも低過ぎたので、高3でありながらも、基礎レベルからやり直した。
頭が悪過ぎて、読解がなかなか出来なかったので、ひたすら暗記物をやったことが今となっては懐かしいです。

1日の平均勉強時間

高校1、2年時:0分
高校3年時:5~6時間

得意科目とその理由

なし

不得意科目とその対策方法

理数系科目

対策方法:対策どころか、苦手すぎたので私文専願にしました。

おすすめ参考書とその理由、取り組んだ回数

単語王
理由:早慶(特に早稲田法、社学)を目指すなら必ずやるべき。難関大頻出の重要な単語を網羅しているだけでなく、類語や多義語も充実している。歩きながらやるとよい。
回数:ボロボロになるまで数えきれないくらいの回数読み込んだ。

塾の活用方法

二浪目は高田馬場の早稲田予備校に、一年間通わせていただきました。

模試の位置づけ

あくまでレベルを計る指針として活用した。

高校の授業の位置づけ

予習・復習をして、真面目に受けましょう。

浪人時在籍予備校

早稲田予備校東京本校(二浪目)

浪人をした理由の自己分析

現役時は単純に勉強量・質が圧倒的に足らなかったし、巷に流れる「半年で早慶に!」のようなテクニック本を鵜呑みにしてしまった。あの類の本は、少なくとも私のような地頭が悪い人間は安易に鵜吞みにするべきではなかった

一浪時も同じく、自宅で我流で勉強した結果、早稲田はおろか、MARCHも全敗だった。

自分の頭の悪さに絶望し、自殺も考えるほど思い悩んだ。親に三週間土下座し、蹴られ殴られ、罵詈雑言浴びて、それでも嘆願し、二浪させてもらえることになった。

何が何でも早稲田大学に行きたくて、必死だったことしか覚えていない。

浪人生活の中で心がけたこと

毎日ベストを尽くすこと。
結果は無論大事だが、1日1日の不断の努力を積み重ねることこそが肝要であり、結果は後から自ずと付いてくるものだと、自分を戒めた。

生活面

1日の平均睡眠時間

高校1、2年時:7時間
高校3年時:7時間

おすすめの息抜き方法

週に1回、半日だけ勉強しない日を設けていた。

モチベーションを上げる方法

志望校の校歌をウォークマンにダウンロードし、毎日聞いていた。

自分なりの健康管理方法

必ず睡眠時間は7~8時間確保していた。

受験時に聞いた印象に残っている・勇気づけられた言葉

予備校時代の恩師の言葉
「早稲田大学に受かるために一番必要なものは『情熱』である。」

誰と一緒に勉強したか

勉強は一人に限る。

勉強や受験に対する親のスタンス

全く口出しはされなかった。
二浪するにあたっては、猛反対され、ぶん殴られた。

早稲田に受かった今となってはよい思い出です。

親にしてもらって嬉しかったこと

たまに手紙を送ってくれました。今でも思い出すと涙がでます。

メッセージ

大学入学後の生活

早稲田大学に晴れて入学してからは、それまでの鬱蒼とした毎日から一転し、新たな出会いと刺激に溢れた毎日を過ごしています。

一年生の時には、出版サークルに所属。雑誌の企画発案や取材を担当していくなかで、ジャーナリズムの世界をもっと知りたいと思い、退会。

二年からは田原総一朗さんが担当する「大隈塾」という講義を履修しました。
大隈塾とは、早大のリーダーシップ講座であり、講義とゼミから構成されています。講義では政治家、経営者、NPOの代表など、多方面で活躍されている方々が教壇に立ち、ゼミではプロジェクトという形で、学生主体で企画の運営を行っています。
私はこれまで、「政治」「社会問題」「ジャーナリズム」を軸に活動し、主に三つのプロジェクトの代表を務めました。

①早稲田祭2016での「渡邊美樹vs田原総一朗」対談企画
②学生と政治家の双方向のトークイベント「マツリゴトーク」
③地元・岡山でのスタディーツアー企画

早稲田でしか得られない数々の体験をさせていただき、浪人時代の苦労が報われたような気がしてなりません。

後輩へのメッセージ

何のために大学に行くのか、常に問い続けてください。

「とりあえず、いい大学に行っておけばなんとかなる」
「親が、この大学に行けというから」
「不景気だし、少しでもいい大学に行って、いい会社に入りたい」

こんな主体性を欠いた態度では、勉強に打ち込めません。
入学してからも、大勢の学生に埋もれて「自分」を見失ってしまいます。
何のために、を問い続けてください。
要領が悪い、頭が悪い学生ほど、意志を持たねばなりません。
揺るぎない意志が情熱となり、情熱が可能性をもたらします。
繰り返し言います。何のために大学に行くのか、常に問い続けてください。
受験なら、失敗しても死にはしません。
それでも、暗くなるまで死ぬほど悩み、自分と向き合ってください。

その先に、明るく眩しい学生生活が、きっと待っています。