付き合う相手は超大事!高い熱量をもった友人と一緒に切磋琢磨しよう

プロフィール

ニックネーム

まよね

出身高校

東京都立町田高等学校

進学先

上智大学文学部英文学科(一般)

入学年

2013年

現役 or 浪人

現役

合格した学校・学部・方式

上智大学外国語学部英語学科(一般)
青山学院大学文学部英米文学科(A方式)

不合格だった学校・学部

早稲田大学文化構想学部(一般)

志望校を決めた時期と志望理由

第一志望:上智大学文学部
時期:高三の冬
理由:上智ならば、より高いレベルで英語を学ぶことができ、さまざまな国の学生と交流することができると考えたため。
英文学科を選んだのは、元々本が好きで、考察することが好きだったため。

志望校・学部・学科を決めるにあたってのアドバイス

正直に言ってしまうと、私は漠然とした理由で「文学部」を選択しました。当時、自分にとって興味があることがその道であったからであって、将来のことは全く考えていませんでした。
私のように「いま興味あること」で決めてしまってもいいかもしれませんが、将来のことを考えて逆算して決めた方がおすすめです。
就職活動の時、経済や法など実学的な学問を学ばなかったことに不安を感じました。ご縁があり、内定をいただくことができましたが、これから社会に出ていくにあたって、今も少し不安があります。

高校時代、部活や生徒会含め勉強以外で取り組んだこと

高校時代は軽音楽部でドラムを叩いていました。
「何事も全力で楽しみたい」と考え、三年間学校行事に全力を尽くしました。特に高校三年生時の文化祭ではクラス全員でミュージカルを上演し、受験勉強から逃避していたことが印象に残っています。
全力で高校生活を謳歌したことで、高校最後の行事が終わった後に悔いなく受験勉強に励むことができました。

勉強面

高校1、2年時の勉強への取り組み

授業中はしっかりノートを取り、先生が言った重要そうなところだけメモしていました。しかし、授業時間外では勉強せず、ちゃんと勉強したのはテスト前だけでした。

高校3年時の1年間の勉強の進め方と学習の中で心がけたこと

​​​春夏・・・全教科において基礎固めを行いました。
国語:古文の単語や活用の暗記。センターの問題は基本的な問題が多いので、演習しながらできなかった問題を復習しました。
英語:『速読英単語』を使い、ひたすら英単語を暗記し、夏休み突入する頃には完璧にしました。
世界史:まず高校三年生になる前に、今まで学んだ世界史の範囲をすべて復習し、年表と自分用のまとめノートを作成しました。並行して一問一答の問題集に取り組みました。
秋冬・・・赤本を解きはじめました。
英語:読解問題は早稲田の国際教養の問題や慶応のSFCの問題を中心に演習しました。文法は苦手だったため、『解体英熟語』に繰り返し取り組みました。
世界史:今まで学んだ範囲の演習と同時に新たに学んだ範囲の年表やノートを作成し、直前期はセンター用の問題集で基礎が理解できているか確認を行いました。

1日の平均勉強時間

高校1、2年時:5時間
高校3年時:10時間

得意科目とその理由

英語
理由:父親の仕事のためアメリカに4歳から10歳までの6年ほど滞在していたため。

世界史
理由:暗記が好きなことと歴史上の人物の人間関係が複雑でドラマを見ているようでおもしろかったため。

不得意科目とその対策方法

数学
対策方法:高校入学時から私立文系を目指していたため、諦めてしまいました。しかし、昨年就職活動の際にまた勉強する羽目になったので、私みたいに諦めることはおすすめしません。勉強してください。

おすすめ参考書とその理由、取り組んだ回数

名前:解体英熟語
理由:文法や成り立ちから熟語を理解できるため
回数:5回

名前:世界史便覧
理由:年表をはじめ、写真など記憶に残りやすいため
回数:複数回

塾の活用方法

河合塾の早慶大英語と早慶大世界史を通年で受講。
英語の天倉先生の授業が非常に分かりやすく、楽しみながら勉強することができまました。
世界史は沼田先生のプリントが非常に分かりやすく、特に第二次世界大戦時の複雑な国際関係を理解するのに役立ちました。

模試の位置づけ

​​​​​​自分の勉強量や方法を見直す必要があるか確認していました。

高校の授業の位置づけ

​​​​​​志望校を決める際に自らの選択肢を広げるためにも、ちゃんと授業には参加した方がいいと思います。
高校1、2年で学んだ範囲はなるべく3年になる前に理解できているようにした方が、受験生として良いスタートを切れると思います。

通学時間の活用方法

自転車通学でした。

生活面

主な勉強場所

主に学校で勉強していました。
予備校の自習室だと他の受験生に気を遣ってしまうので、教室や自習室、図書館で勉強していました。学校の友達と同じ空間で勉強することで、モチベーションを保つことができ、また、分からないことがあればすぐに先生に聞きに行くこともできたのでよかったです。塾だと人気講師の場合、席確保のために並ぶことになるので時間がもったいなく感じました。
学校に飽きたときはたまに駅前のカフェで勉強していました。

おすすめの息抜き方法

​​​​​​学校内を散歩したり、コンビニにお菓子を買いに行ったりしていました。

モチベーションを上げる方法

半ば強迫観念のように浪人したくないと考えていたので自ずとモチベーションは上がりました。
終わったらやりたいことリストを作り、勉強机の近くに貼っていました。

自分なりの健康管理方法

毎日同じタイムスケジュールで過ごすようにし、ごはんは3食必ず食べるようにしていました。
また、直前期はお風呂のときに集中的に首の後ろをシャワーを当て、体が冷えないように気をつけていました。

恋愛とのバランス

いませんでした。
しかし周りの友人カップルはなぜか彼女は受かるのに、彼氏の方が全員浪人することになっていたので、彼氏、彼女のいる方は気をつけてくださいね。

受験時に聞いた印象に残っている・勇気づけられた言葉

「最後まで走りきれるかどうかだよ」という先生の言葉が印象に残っています。
特に受験本番にこの言葉は本当だと実感しました。最後まで諦めずに挑戦し続けることが重要だと思います。

誰と一緒に勉強したか

高校の友達

勉強や受験に対する親のスタンス

特に何も言われませんでした。

親にしてもらって嬉しかったこと

毎日おいしいごはんを作ってくれたこと。
特にセンター試験当日には手紙を添えてくれて、まさかの会場で泣きました。

メッセージ

大学入学後の生活

大学に入ってはじめてできた友達に誘われて、インドとフィリピンにおける初等教育支援を行うサークルに入りました。それまでNGOの活動などあまり興味はありませんでしたが、カレーに惹かれて行った新入生歓迎会で先輩に「一緒にインド行かない?」と誘われたのがきっかけでした。初めて訪れたインドでそこに生きる人々に衝撃を受け、それまで自分が生きてきた世界がいかに狭いものだったかを痛感しました。

第一志望の大学ではなかったものの、この学校に進学しなければできなかった経験や出会えなかった人々と出会うことができてよかったと思っています。特にこのサークルでの経験は、私自身の人生観を大きく変えました。4年間の活動は紛れもなく私の自信になっています。

私の進学した学科は大学でも単位が取りづらい学科と言われています。出席や課題の提出が厳しく、毎日ひいひい言っていましたが、その分様々な価値観を学び、教養を身に付けることができました。親にも学費をドブに捨てずに済んでよかったと言われました(笑)。

せっかくの4年間なので、遊ぶことも大切だと思いますが、何か一つのことに一生懸命取り組むことをおすすめします。そして、そこで出会った仲間は大切にしてください。私にとって一番辛い時に助けてくれた存在が彼らでしたので。もしかしたら一生付き合う友達になるかもしれません。

後輩へのメッセージ

高校三年生になる前に今まで習った範囲をしっかりと復習し、基礎固めをすることが、受験生として良いスタートを切るために重要です。私が第一志望に落ちたのは、基礎固めが完全ではなかったことに原因があったと思います。

受験中、誰と付き合うかも重要であると感じました。同じ熱量を持った友達が良いと思います。高校時代、一番仲の良かった友達が「看護師になりたい」と熱い思いを持っている子だったため、お互い刺激し合いながら、最後までがんばることができました。もしその子がいなければ、私は今の大学すら受かっていなかったかもしれません。受験勉強は孤独です。だからこそ、私にとって友達はとっても大事な存在でした。