受験は筋トレ!負荷をかけた勉強で、周りの人を見返す道を選択しよう!!

目次

プロフィール

ニックネーム

nyao08

出身高校

千葉県立八千代高等学校 普通科

進学先

上智大学法学部法律学科

入学年

2013年

現役 or 浪人

浪人

(現役時)合格した学校・学部・方式

明治大学政治経済学部経済学科
法政大学国際文化学部
成蹊大学法学部法律学科

(浪人時)合格した学校・学部・方式

早稲田大学商学部
上智大学法学部法律学科
立教大学法学部政治学科

(現役時)不合格だった学校・学部

立教大学法学部政治学科
立教大学経済学部経済学科

(浪人時)不合格だった学校・学部

慶應義塾大学法学部政治学科

志望校を決めた時期と志望理由

第一志望:慶應義塾大学法学部政治学科
時期:浪人生の冬(12月)
理由:国際関係を理解し、世の中の動きを理論を通じて俯瞰したかったため、政治系の学科を希望しました。

また、上智大学はその大学の特徴から、(人種的な意味で)多様な学生がいるため、そういった学生を交流することで視野を拡げることができると考えました。

志望校・学部・学科を決めるにあたってのアドバイス

大学で自分が勉強したい内容を有する学部・学科を最初に決め、その道のトップ学部を有する大学を目指すべきです。

やはり大学受験を希望するのであれば、思いきり自分に負荷をかけることをお勧めします。要は筋トレと同じ要領です。

ある程度の負荷をかけて鍛錬しなければ筋力がつかないのと同様に、ある程度の負荷をかけて勉強しなければ、いわゆる難関大学に合格する余地はないと考えられます。

自分が受験勉強を始める時期の学力・偏差値に見合ったレベルを目指そうとすれば、その後は受験勉強当初の学力・偏差値の水準を彷徨い続けてしまうでしょう。しかし、自分で限界を決めずに勉強に臨むことで幅広い選択肢を持つことが可能になります。

「この大学に行きたい」と思った際に勉強しようと決意した時に手遅れにならないためにも、国公立なら国公立、私立なら私立でその道のトップを目指すべきです。

高校時代、部活や生徒会含め勉強以外で取り組んだこと

高校時代はバスケ部に所属してインターハイ出場を目指していました。ここで鍛錬したことは、自分の志したことを諦めずに努力する姿勢を貫く基礎になったと考えています。

日々の練習は吐きそうなほどきつくて、心が折れそうになる時期もありました。

しかし、ミスを繰り返す自分を叱咤する監督をどうにかして見返したいと思う気持ちがモチベーションとなって、「クソ野郎、今に覚えておけよ!絶対に見返してやるからな!」とか心の中で毎日監督に暴言を吐きつつ、とにかく監督が求める以上のことをやってやろうと練習していました。

結局チームは県大会ベスト4で関東大会に出場することしか叶わず、インターハイには出られませんでしたが、この時の「根性」を見せる姿勢は自分の糧になっています。この経験は大学受験時にも活かされていた…はずだと思います(笑)

勉強面

高校1、2年時の勉強への取り組み

先述のバスケ部の活動に夢中で勉強はほとんどしていませんでした。

勉強面で言えば本当に何もせず、定期テストの期間になると部活が休みになるので、毎日の練習の反動からかテスト期間中は遊びほうけていたと思います。

結果的に、定期テストでは学年順位も下から数えた方が早い順位に毎回いました(笑)。

高校3年時の1年間の勉強の進め方と学習の中で心がけたこと

​​​高校3年時にはとにかく英語ばかりやっていました。

部活を引退する6月から本格的に受験勉強を始めましたが、それまでまともに勉強をしていなかったのでとにかく基礎固めを行っていました。

9月頃までとにかく文法と英単語を集中的に勉強していたかと思います。

英語に関しては、その後12月頃まで構文を理解するトレーニングを行いました。世界史は10月から本格的に始め、年内には通史の勉強が完了していたと思います。

当時、高校では世界史の先生に恵まれ、毎日のように補習を行なってもらえたので、その分勉強のペースも理解も早かったと思います。

国語はそこそこ得点出来たので、ほとんど勉強していません。ただし古文に関しては単語と文法だけ勉強しました。また、赤本やセンター試験の問題を解いたのは年明けからだったと思います。

浪人時の1年間の勉強の進め方と学習の中で心がけたこと

浪人時には受験勉強を行う一年の始めに、どこが足りなくて自分が落ちたのかを明確にしました。

現役時には明らかに演習不足が感じられていたので、浪人時には長めに問題を解く時間と期間を確保しました。したがって、10月頃からは赤本に取り組んで多様な問題を解けるように計画立てていったかと思います。

英語は7月になる前に文法を確認し、8月には構文を、9月10月には長文のパッセージを一定のスピードで読めるようにしました。

世界史は9月までに通史を確認し、それ以降は問題集(後述のおすすめ参考書③を参照)を回して徹底的に演習しました。

現代文はそれまで感覚で解いていた(一応自分なりの根拠をもって解答をしてはいたが)ので、論理的に素早く選択肢を選べるように論理トレーニングを行って体系的な解法を身に付け、文章の要旨をつかむ訓練を10月までに行いました(古文はどうしてもアレルギーが抜けず、文法と単語しか勉強していません)。

11月以降は赤本を使って総合的な演習と各大学の対策をしつつ、自分の弱点を埋めていくことをしました。

1日の平均勉強時間

高校1,2年時の平均:0時間
高校3年時の平均:4~5時間

得意科目とその理由

世界史

得意科目となった理由に関しては、高校の時に世界史の先生が非常に面白い先生で理解しやすかったこともありますが、

歴史上の様々な事象を理解することが世の中を理解する手助けとなり、自分の教養が増えていくことを実感できるのが楽しかったことが要因として挙げられると思います。

不得意科目とその対策方法

古文

単語と文法を勉強して理解しても、ちっとも読解できず苦手でした。

ある程度まで必死で勉強しましたが、最後まで読めなかったので諦めて英語と世界史の勉強に時間を回しました。

おすすめ参考書とその理由、取り組んだ回数

英語:ネクステージ
理由:文法に関してはこれで十分
回数:3回

英語:ポレポレ英文読解プロセス50
理由:英文解釈に必要なエッセンスが詰まっている
回数:5回

世界史:実力をつける世界史100題
理由:これを網羅すればどこの大学の入試でも十分対応できる
回数:3回

模試の位置づけ

自分がどこまで得点できるのか、理解到達度を知るために活用していました。

また、解けなかった問題や、科目によらず未知の知識が出てきた場合には、適宜ノートにまとめてインプットを行っていました。

高校の授業の位置づけ

どの授業に関しても、サボらずに受講することをお勧めします。

授業で理解した内容が、現代文や英語長文で出題されるトピックにおいてワラント(背景知識)となる可能性があり、文章の理解度が全く違ったものになってきます。

受験時は特にそうですが、選り好みせず幅広い知識を蓄えることで、思わぬところで役に立つことも多いです。

通学時間の活用方法

もっぱら英単語帳を開いて視覚的に単語を眺めていました。

電車内の環境的に、集中して「考える」ことは難しいと思うので、乗車時間はインプットをする時間に充てるか、眠い時には寝て頭をスッキリさせた方がよいかと思います。

浪人時在籍予備校

予備校には在籍せず。自宅で勉強していました。

浪人をした理由の自己分析

いわゆるMARCHと呼ばれる大学群のいくつかの文系学部には合格していましたが、当時の第一志望であった立教大学だけは落ちてしまいました。

合格したところに行くかどうかかなり悩みましたが、もう一年だけ頑張ってみようと思い、浪人する決断をしました。

要するに、現役時に合格したところでは、自分が納得できなかったのですね。

今振り返ってみると自分勝手な行動ですし、MARCHレベルに合格しておきながら、なぜ浪人するんだと周囲からは非常に口うるさく聞かれましたが、今となっては良い決断だっと思います。

ただし合格しておきながら浪人したわけなので、親には非常に迷惑をかけてしまいました。一年間余分に勉強させてもらったことは非常に感謝しています。

浪人生活の中で心がけたこと

上述の通り、もう一年勉強させてもらっているんだということを常に意識しながら勉強に臨んでいました。

これで落ちたらシャレにならないとは思いつつも、この点を意識することで怠惰になることなく生活できたと思います。

浪人すると急にたくさんの時間ができて、気が緩みがちなのでその点は注意していました。

このように、もし浪人するのであれば、浪人時に胸に刻んだ決意や自覚を忘れることなく、常に意識して受験勉強に臨むことをお勧めします。

生活面

1日の平均睡眠時間

高校1,2年時の平均:6時間
高校3年時の平均:7時間

主な勉強場所

図書館。雑音も少なく、周囲にいる学生も勉強しているので必然的に勉強しなければならない環境が整っています。

おすすめの息抜き方法

週に一度バスケをしていました。いい気分転換になって、その後の勉強に身が入りました。

モチベーションを上げる方法

バスケサークルで大活躍する妄想に浸っていました(笑)。これで俺もモテるだろ!みたいな(笑)。

恋愛とのバランス

同じ高校に彼女がいたので、毎日一緒に帰ったり、月に一度デートをしたりしていました。

ただ、それ以外はほとんど連絡も取らずにお互い勉強に集中していました。

毎日どこかで接点を持って関係を維持しつつ、それ以外の時間は受験モードに切り替える、というように、彼女ばかりにかまけずにメリハリのある生活を送ることを心がけていたような気がします。

受験時に聞いた印象に残っている・勇気づけられた言葉

「今頑張れないと、この先一生頑張れないぞ」

とお世話になった高校の先生に言われたことが今でも印象に残っています。

受験に限らず、その時々の辛い状況から逃げ出したら、何かから逃げだしてしまう人生を送ってしまう、逃げ癖のようなものがつく。

そして「あいつは逃げた」という記憶が周りの人間に残ってしまう。そんな話を聞かされて、それは絶対に嫌だと。

おかげで意地を見せる努力ができたのではないかと思います。

誰と一緒に勉強したか

基本的には一人で勉強していました。

勉強や受験に対する親のスタンス

自分のことは自分でやれ、というのが基本スタンスでした。

放任主義、というと聞こえはいいですが…そんなスタンスからなのか、浪人時には受験に関わる費用も模試の費用も、更には参考書も自分でアルバイトをして賄っていました。

かなりしんどかったですが、そういった経験は今でもいい財産になっています。代わりに、口出しのようなものは全くなかったです。

親にしてもらって嬉しかったこと

「がんばってね」と声をかけられたこと、シンプルにそれだけです。

上記の通り、良い意味でも悪い意味でも放任主義だったので、受験に関してはあまりコミットしてきませんでした。

しかし、秋頃になって、

「自分が納得出来るまで頑張るようにしなさい、そうでないと後で必ず後悔するよ。がんばってね。」

と言葉をかけられた時には、かなりモチベーションになったと思います。

メッセージ

大学入学後の生活

バスケサークルに所属して、練習も、飲み会も全力でやって。こんなことをしていたら、一生モノの友人がいつの間にかできていました…

このように書くと綺麗に聞こえるかもしれませんが、実際はかなり泥臭かったです。

「バラ色の大学生活」とかよく言いますが、そういった生活は僕には無縁でした(笑)。

バスケサークルに所属はしていましたが、チームは他大学とのリーグ戦で万年最下位、最弱でした(それでも上智内では一番強いから始末に負えない(笑))。練習中も覇気がなく、試合の為なんていう意識は皆無です。僕は負けず嫌いだったので、その状況を絶対に変えてやりたいと思ってました。

そこで、チームが勝つために何が必要なのかを知ることで理想とのギャップを考えます。そうして「試合に臨むための練習」が圧倒的に足りていないことがわかりました。

具体的には、どこがウィークポイントだったりストロングポイントなのかわからないまま、代々決められている練習を適当にヘラヘラ楽しく行っているだけなので、チームとして上達するわけがないんですね。だから、練習の時に自分で新しく考えたメニューを持ってって、「なぜその練習をするのか」のような練習と実戦の因果関係をサークルのメンバーに説明したんです。

そしたらまあ非難轟々だしまともに取り組んでくれない。でも一度決めたことはもう曲げたくないので(笑)、この事態を解決するまでずっとメニューを持ってって、先輩も含めメンバーを説得しようと行動して、サークルの色んなメンバーと頻繁に揉めてました。

時には先輩と取っ組み合いになってたりもしました(笑)。

そんなことをやって四苦八苦しつつも色んなアプローチをして。そしたら喧嘩もしたけど、状況は改善されてチームとしても試合で勝ちに行くことを方針として活動していくことになりました。

すると喧嘩したのに、前よりも不思議とチームが団結してるんですよね。やっぱり紆余曲折を経た方が、団体として強いんですかね。

そんなこんなでサークル活動にいそしんで、結果的には自分の代では万年最下位が3位にまで上り詰めました。

で、気付いたら先輩後輩同期問わずに一生モノと言えるような友人が出来ていました。大学ってこういうもんなのかなって勝手に思ってます(笑)。

後輩へのメッセージ

意地を見せて勉強に邁進しましょう。

大学受験程度のことで逃げてしまうのであれば、その程度の人間だったということです。

どれだけ異常な環境だろうと、どれだけプレッシャーがかかっていようとも、そこで逃げてしまえば「その程度のヤツだった」という記憶が周りの人間に残るだけです。

自分という人間の存在を、そんな記憶の残し方をしてしまっていいんでしょうか…僕は絶対に嫌です。それよりもむしろ、周りの人を見返す人生を送った方が、その何十倍も、何百倍も面白いはずです。

勉強に関して言えば、僕はずーっと劣等生でした。

でも、その度に自分の力には見合っていないと思えるような、一見して過剰とも言える目標を周りに吹聴して自分にプレッシャーをかけていました。

そうして逃げ出せなくなるような環境をまず作ってしまう。そうして目標に向かって一直線で突き進み、目標をクリアする度に周りが掌を返すのが面白くて、頑張れたような気がします。

自分を折れさせないような原動力を発見して、皆さんも邁進してみてください。

先程は大学受験「程度」と言いましたが、ここで意地を見せることが出来れば、大抵のことはきっと逃げずに前へ進む胆力が身に付いているはずです。

しかし、この先の人生辛いこともいっぱいあると思います。そんな時に逃げ出さないような精神力を、受験を上手く利用しながら養ってください。

応援しています。