浪人時代は人生の大きな転換となった。悲観せず、人生について深く考えよう

目次

プロフィール

ニックネーム

いまりょー

出身高校

兵庫県私立滝川高等学校普通科

進学先

上智大学法学部法律学科

入学年

2013年

現役 or 浪人

浪人(1浪)

(現役時)合格した学校・学部・方式

なし

(浪人時)合格した学校・学部・方式

上智大学法学部法律学科(一般)
立命館大学法学部法学科(センター利用3教科方式)
立命館大学政策学部政策科学科(センター利用3教科方式)

(現役時)不合格だった学校・学部

同志社大学経済学部経済学科(一般)
関西学院大学経済学部経済学科(一般)
立命館大学経済学部経済学科(センター利用3教科方式)

(浪人時)不合格だった学校・学部

慶應義塾大学法学部法律学科(一般)

(現役時)志望校を決めた時期と志望理由

第一志望:同志社大学経済学部
時期:高校3年の夏
理由:高校2年時に、受験科目数が減るという安易な理由で私立文系の受験に絞っていました。志望校を確定させなければいけない時期になり、当時の自分の学力から見て無謀ではなかったことと、地元で進学したかったという2つの理由から、関西の私立で一番偏差値が高かった同志社大学を志望しました。
経済学部を選択したのは、就職の際に潰しが利くと考えたからです。

(浪人時)志望校を決めた時期と志望理由

第一志望:慶應か上智の法学部
時期:浪人が決まってすぐ(高校3年の3月頃)
理由:浪人が決まり、1年間じっくり勉強するからには現役時に落ちた大学よりも偏差値の高い大学に行きたいと考えました。中でも、学生の面倒見がいいという評判を聞いたため、上記の2大学を志望しました。
法学部を選択したのは、大学で学んで得た知識で少しでも周りを助けることができる分野が何か考えた時に法律が浮かんだこと、なんとなくの目標ではありましたが、法曹という選択肢を消したくないと考えたこと、という2点の理由からです。

志望校・学部・学科を決めるにあたってのアドバイス

まずは学部から選択することをおすすめします。どんなに些細な理由でも良いと思いますが、大学で何を学びたいのか、将来何をしたいのか、といったことを考えるとヒントが得られやすいかもしれません。
大学を決めるのはそれからで良いと思います。その学部が有名な大学を選ぶもよし、立地で選ぶもよし。大学で学ぶのは自分だということを忘れずに、興味を持てる分野を学べる環境を選ぶことが何よりも重要です。

高校時代、部活や生徒会含め勉強以外で取り組んだこと

バスケットボール部に所属していました。また、空いた時間はずっと友達と遊んでいました。
受験の面では特に何も影響はありませんでした。ただ、中高一貫校なのもあって、非常に濃い友人関係を築くことができました。大学進学で離れてしまった後も定期的に会っていますし、こうした人間関係を築くことができるのは高校時代ならではだと思います。

勉強面

高校1、2年時の勉強への取り組み

非常に勉強に対して不真面目だったので、学校の定期テスト直前に赤点をギリギリ回避できるくらいの勉強しかしていませんでした。
基本的に友達と遊ぶか、趣味のゲームに没頭していました。

浪人時の1年間の勉強の進め方と学習の中で心がけたこと

​​​英語と日本史の2科目に特化して勉強していました。

英語はひたすら英単語(速読英単語必修、上級、リンガメタリカ)・英熟語(速読英熟語)、文法(頻出英文法・語法問題1000)をこなしていました。秋頃から過去問を解き始めていました。

日本史は模試の範囲に合わせて進めていました(日本史Bノート~知識の整理と演習~)。夏頃から過去問を解き始めていました。また、秋頃に、様々な大学の過去問を集めた少しレベルの高い問題集(日本史B標準問題精講)に手を出し始めました。

1日の平均勉強時間

高校1、2年時:0〜1時間
高校3年時:0〜1時間
浪人時:7時間

得意科目とその理由

日本史
理由:ほとんど勉強していなかったにも関わらず、予備校に入って初めて受けたテストで日本史がクラスで1位だったため、順位をキープするために勉強時間のほとんどを日本史に費やしました。
他の科目とは違い、勉強すればした分だけすぐにテストの点数に表れるのが楽しいと感じていました。

不得意科目とその対策方法

古典
対策方法:対策は講じませんでした。
志望校の1つの慶應義塾大学では国語の試験がなかったため、他の大学の受験でも残りの2科目でカバーしようと考えていました。

おすすめ参考書とその理由、取り組んだ回数

英語:速読英単語
理由:ある程度長さのある英文を読みながら覚えられるから。
回数:15回

日本史:日本史B標準問題精講
理由:難易度の高い問題が揃っており、日本史を得点源にできるから。
回数:5回

塾の活用方法

浪人時は駿台の早慶コースに在籍していましたが、授業に出ていたのは日本史ぐらいで、他の授業の時間は自習室で勉強するか友達と話していました。友達と話すことでモチベーションの維持ができたと思っています。
講習期間も、日本史の講座を3つほど受けただけでした。

模試の位置づけ

日本史に関しては模試の範囲に合わせて勉強していました。結果については、良いときは喜び、悪いときは忘れていました。ただし、復習は必ず行っていました。

高校の授業の位置づけ

ちゃんと受けるのであれば、授業の時間だけで全て吸収するぐらいの気持ちで臨んだほうが良いと思います。板書をノートに丸写しするのではなくて、他の人に自分の言葉で説明できるくらい理解を深めましょう。

通学時間の活用方法

自分は全く勉強には充てていませんでしたが、今思えば単語帳や一問一答くらいは眺めていても良かったと思います。

浪人時在籍予備校

駿台(早慶コース)

浪人をした理由の自己分析

受験勉強と言えることは何もしていなかったから。

浪人生活の中で心がけたこと

スイッチの切り替えとモチベーションの維持の2点です。
勉強するときはする、しないときはしない、とオンオフの切り替えは大切です。勉強しないときは、次勉強するときのためのモチベーションの向上に努めていました。
自分はモチベーションを維持するために、友達と話すか、趣味のゲームをしていました。受験生だからといって趣味の時間を無くす必要はないと思っています。浪人時にも、ゲームをしない日はほとんどなかったです。もちろん、勉強とのバランスは大事ですが。

生活面

1日の平均睡眠時間

高校1、2年時:4時間
高校3年時:6時間
浪人時:8時間

主な勉強場所

自宅
理由:集中が切れた時に気分転換するための道具(ゲーム)がすぐ近くにあるから。

予備校の自習室
理由:周りが皆勉強しているから自分もやらざるを得ない気持ちになるし、疲れた時は友達と外で話すことができるから。

おすすめの息抜き方法

友達と話すことが何よりの息抜きで、かつモチベーションの維持にも繋がっていたと思います。

モチベーションを上げる方法

かわいい女友達と話すこと。それだけで癒されてました。

自分なりの健康管理方法

十分な睡眠時間は必ず確保するようにしていました。
また、受験直前期は朝から頭をフル回転させるために、5時起きの生活に慣れるようにしていました。

恋愛とのバランス

浪人時に彼女がいましたが、たまに昼食を一緒に食べたり自習室で勉強するぐらいで、デートらしいことは何もしませんでした。そのおかげで、お互い恋愛に振り回されることのない良い関係が築けていたと思います。

受験時に聞いた印象に残っている・勇気づけられた言葉

特にこの言葉!というものはないですが、どんなに忙しい時にも話し相手になってくれた予備校の担任の先生にはとても感謝しています。

誰と一緒に勉強したか

基本1人。極稀に友達と問題の出し合い等はしていました。

勉強や受験に対する親のスタンス

全く干渉はありませんでした。

親にしてもらって嬉しかったこと

予備校に行く日にはお弁当を作ってくれたこと。

メッセージ

大学入学後の生活

大学生という環境は、良くも悪くも自由です。やりたいことがあれば、それを経験するチャンスはいくらでも転がっています。逆に、何もやりたいことがなければ、何も経験することなく時間だけが過ぎていきます。自分は後者側の人間でした。法曹という選択肢を少し考えていたため、大学の勉強ははじめはそれなりにしたつもりですが、それもすぐに諦め、ただなんとなくサークル活動とアルバイトで時間を浪費する日々でした。留学したいという思いが芽生えたにもかかわらず、あと1歩踏み出す勇気がなく、結局これも叶わずじまいです。

就職活動は時間をかけて行うことができ、後悔しないよう終えることができました。しかし、自分の大学生時代を振り返って、熱く語れることがなく困っています。

これから大学生になる皆さんには、自分がやりたいと思ったことはまずやってみてほしいです。特に、まとまった時間を取ることができるのは大学生の時期までです。やりたいことがたくさんある人は、その中で時間をかける必要があるものを優先して取り組むと良いと思います。様々な人と出会い、様々な経験をして、後悔のない大学生活を送ってください。

後輩へのメッセージ

大学受験の合格を目指す高校生が「やらなければいけないこと」は、極端に言えば、受験勉強の1つに絞ることができると思います。ですので、逆にそれ以外は自分のやりたいことを、好きなだけやればいいと思います。部活、恋愛、アルバイト、友達付き合い等々。大学生活の欄にも共通することですが、この時期にしかできないことを考え、実践してみてください。

自分が高校生時代に経験して充実していたと思うことは、部活と友達付き合いの2点です。大学で部活動をする意思はなかったので、この時期に運動部という環境に身を置けたことは、今思うと貴重な経験になりました。また、前述しましたがこの時期に深く付き合った友人たちとは今でも付き合いが続いていますし、今後も付き合い続けていくだろうと思っています。ですので、友達付き合いを疎かにしなかったことは良かったと思っています。

また、浪人を経験したことは自分の人生において非常に大きな転換点になりました。自分にとっては初めての大きな挫折でしたし、先ほどやらなければならないこととして挙げた受験勉強に、高校時代以上に集中して取り組むことができた時間でした。少し大げさに聞こえるかもしれませんが、自分の人生を振り返ったり、今後の人生について時間をかけて考えることができました。