恋愛が原因で失敗しないよう戦々恐々としつつも、楽しんで勉強し全勝受験!

プロフィール

ニックネーム

A.S

出身高校

私立東京農業大学第一高等学校

進学先

慶應義塾大学商学部B方式

入学年

2014年

現役 or 浪人

現役

合格した学校・学部・方式

慶應義塾大学文学部人文社会学科
早稲田大学教育学部英語英文学科
青山学院大学教育人間科学部教育学科

不合格だった学校・学部

なし

志望校を決めた時期と志望理由

第一志望:慶應義塾大学商学部
時期:高校3年1月
理由:受験勉強を開始した当初は、正直大学で学びたいことがなかったので、第一志望群の様な感じで漠然と志望校を考えていました。その中で慶應商学部が一番理論と実学のバランスが良いので汎用性があるという点が自分にしっくりきたため、選択しました。

志望校・学部・学科を決めるにあたってのアドバイス

悩んだこと:大学でやりたいことがなかった(選択軸がなかった)。
方針:汎用性が高く、かつ人について学べる学部。
アドバイス:まずはどんなに小さいことでもいいので、大学でやりたいことを真剣に考えてみてください。それでも何も思いつかなければ、広い分野が学べる大学や学部を選べばいいと思います。
(大学生になって思うのは、どこに入学するか、よりもそこで何をするかであり、自分次第であるということです。)

高校時代、部活や生徒会含め勉強以外で取り組んだこと

部活(女子バスケットボール部)/週5回(平日4日・土日どちらか)
→「とにかく諦めないこと・常にできることを探し続けること」を学びました。

高校1年生の初めにレギュラーを獲得したにも関わらす、その夏には椎間板ヘルニアを発症し、プレーヤーとして思うように活動できなくなりました。この経験から、物事に取り組む際に1つのやり方(ここで言えばプレーヤーとしてバスケに関わること)に限界に来ても、他のやり方を探す(マネージャーなど)ことで頑張り続ける重要性を実感しました。

部活を一生懸命やった自信はありますが、強いて言うならばもっと視野広く動いても良かったかなぁとは思います。

勉強面

高校1、2年時の勉強への取り組み

高1の12月まで:学校の授業に出席するが、特に宿題を行う程度
高1の1月から3月:塾で英語週1コマ2時間通う
高2の4月から8月:塾で英語週2コマ4時間+世界史週2コマ4時間
高2の9月から3月:塾で英語週2コマ4時間+世界史週2コマ4時間+国語週2コマ4時間
(学校の勉強は基礎理解に活かすようにしていました。部活が引退の高3の6月までは、塾の時間しか勉強していません。予習復習で各講座1時間ぐらいですね。)

高校3年時の1年間の勉強の進め方と学習の中で心がけたこと

​​​春:部活に専念。(英・国・世界史は塾に通う)

夏:苦手(模試で足を引っ張る)な世界史を徹底的に勉強
→問題集5冊を各5周はやりました
英語の語彙暗記(速単の基礎編と上級編をひたすら書いて発音していました)
小論文の問題数をこなす(自分なりのパターンを見つける)

秋:過去問を中心として知識の穴埋め
→慶應・早稲田は10年分/GMARCH5年分/受験校3年分/その他私大を1年分
様々なバリエーションの問題を解きたかったので、難易度時間含め色々やりました。

冬:センター試験対策(私大文系なのであまりセンターに関しては本格的ではなく、自身の基礎確認程度に行っていました)
→センターは規定時間の3/4 で解くようにしていました。(スピードと正確さ)

1日の平均勉強時間

高校1、2年時:2時間
高校3年時:8時間

得意科目とその理由

英語
理由:父親の仕事の関係で0~5歳にかけてアメリカに滞在していました。元からリスニングや長文などはできたので、語彙や文法を中心に勉強するように意識していました。

不得意科目とその対策方法

数学
対策方法:高校の先生に対策プリントを作っていただいて、分野ごとに対策していました。私立文系専願だったので公式とかに注目するのではなく、問題に対しての考え方の様なものを大切にしていました。(結局受験ではセンターでしか使いませんでしたが、慶應商学部B方式小論文の数的思考には役立ちました。)

おすすめ参考書とその理由、取り組んだ回数

英語:速読英単語
理由:暗記しやすい・派生語出ている
回数:20回

世界史:実力をつける世界史100題
理由:解説が分かりやすく、難易度としても十分だった。
回数:10回

世界史:世界史の見取り図
理由:世界史をストーリー展開で覚えられる。
回数:3回

塾の活用方法

Z会

英語:鈴木正人先生・柳瀬あきら先生
世界史:荒巻豊志先生
国語:伊藤恭平先生
加えて、自習室も利用していました。

模試の位置づけ

基本は受けて、知らない範囲があれば自分で学習していました。自身で考える苦手分野と成績はだいたい一緒なので、特に意識していませんでした。

高校の授業の位置づけ

だらだらすると時間の無駄だと思います。中途半端な内職は自分も先生も得しないので、授業時間内は本当に基礎を固めるとかした方がいいと思います。(私は授業切る・寝るとかが出来ないタイプだったので、授業内で少しでも単語覚えるとかに費やしていました。)

通学時間の活用方法

電車は勉強よりも小論文対策の読書をしていました。(単語などは書いて暗記するので、机があるところでやりたかったため。)

生活面

1日の平均睡眠時間

高校1、2年時:8時間
高校3年時:6時間

主な勉強場所

スターバックス新宿マインズタワー店
理由:静かでした。最近まとめサイトで紹介されて混みあってしまっています。

ドトール
理由:雰囲気がいい。冷房効きすぎで集中できない時もあるので、夏でも一枚羽織るものを用意していました。

Z会の自習室
理由:5Fは受付などないので自由でした。

地元図書館
理由:一番家から近かったので。気分転換に読書とかをしていました。ごはんとか食べられないのが難点。

おすすめの息抜き方法

数読:いい感じに集中途切れません
お笑い:私はNONSTYLEさんをずっと見ていました。

モチベーションを上げる方法

受験生活のゴールとか、正直よくわからなかった(イメージがつかなかった)ので、とにかく今日がんばったら○○する!みたいにニンジンぶら下げてモチベーションを上げていました。

自分なりの健康管理方法

徹夜はしない。結局翌日の生産性が下がると実感していたので。やばければ、翌日4時とかに起きていました。

恋愛とのバランス

週に1度、放課後に一緒に勉強していました。気が向いたときは、一緒に朝勉していました。デートは通学路デートに留めました(気持ちゆっくり歩く程度)。

受験時に聞いた印象に残っている・勇気づけられた言葉

「Love is nuclear weapon」
どんなに成績優秀でも、色恋で受験に失敗した話を聞き恐々としていました。

誰と一緒に勉強したか

基本1人。週に1度彼氏。週に2度塾の友達(塾の授業があったので)

勉強や受験に対する親のスタンス

常に口出し(勉強しているの?しなさい)されていました。詳しい勉強内容などには口出しされなかったので、自分のペースでやることはできていました。

親にしてもらって嬉しかったこと

お弁当作ってくれていたこと。忙しいとご飯食べなくなる性格なので、親のおかげで健康を保つことが出来ました。

メッセージ

大学入学後の生活

大学は楽しいです。これまでずっと部活などで視野狭く生きてきたので、かなり自由にできる大学時代は私にとって新しいことを知ることができる最高の環境です。まだ自分のやりたいことは見つかっていませんが、それでも高校時代よりは遥に世界を自分事にできていると思います。

大学1年、国際交流サークルに入り、世界23か国の人と交流し、世界の多様性を感じると共に日本についてもっと知りたいと思いました。この時私自身コンプレックスがあったのですが、海外の友人から「あなたみたいな日本人がいるってわかって、日本のことが好きになった」と言ってもらえて自信につながりました。代わりに3月にはイギリスに1か月ほど行き、日本とは異なる学生生活を謳歌しました。

大学2年では前述の国際交流サークルのプログラム代表に就任し、約150人を引っ張る経験をしました。悩みながらも周囲に支えられ、無事に成し遂げることが出来ました。プログラムから1年たってもその友情は終わらず、今でも手紙のやり取りをしています。また、プログラムの日本支部代表としてドイツでの会議に参加し、もっと日本を伝えるべく邁進していく必要性を感じました。

高3の3月から始めた飲食のアルバイトでは、大学2年の6月からマネージャーに昇格し、学生ながら店舗の運営を行っています。年齢が上の方とも関わるいい機会です。また、自分の作ったプランが実行され、売り上げにつながったりお客様が喜んでくださったりすることは素直にうれしいです。

なんとなく大学2年間で自分に必要な能力が分かり、それを習得するためにゼミに入りました。ゼロからモノを生み出す力や、人に物事を伝える力を学ぶのは楽しいですし、成長を感じます。

大学生は何でもできます。だからこそ自分の興味を持ったことに取り組める自分でいることが大事だと思います。大学は環境であり、どんな大学生活を送るかは、自分次第でしかありません。

後輩へのメッセージ

あれほど勉強する機会は、大学受験以来もうないでしょう。あの時は大学決まらなかったら…とか思っていましたが、「なるようになる。」と思うことで気を紛らわしていました。実際、思い悩むより手を動かした方がいいと思います。

勉強を苦痛だと思わない方がいいと思います。私自身は勉強すること自体が、自身の世界観を広げることだと思えたので楽しかったです。何のために勉強をしているのか、を少しでも意識しましょう。せっかくやるなら楽しくやった方が良くないですか?

意外と受験で学んだことは大学でも使えます。「あ!受験の時やったわ!」って今まで何度思ったことでしょう。でも何よりも言えるのは、地で頑張れる粘り強さが身につくことが受験の強みだと思います。これは指定校とAOでは代えられないものだと感じています。