プロフィール
ニックネーム
くりみつ
出身高校
神奈川県私立サレジオ学院高等学校
進学先
慶應義塾大学法学部法律学科
入学年
2015
現役 or 浪人
現役(*高校時に1年間交換留学をしていた為、大学入学時は19歳)
合格した学校・学部・方式
慶應義塾大学商学部B方式
上智大学法学部地球環境学科
東京外国語大学言語文化学部マレーシア語学科前期日程
慶應義塾大学法学部法律学科
不合格だった学校・学部
上智大学法学部国際関係法学科
志望校を決めた時期と志望理由
第一志望大学:慶應義塾大学法学部法律学科
時期:高校3年次7月頃
理由:尊敬する先輩がいたから。卒論を書きたくなかったから。
志望校・学部・学科を決めるにあたってのアドバイス
法律学科にするか政治学科にするかで悩みましたが、合格最低点が例年法律学科の方が低かったので、法律学科にしました。
コストパフォーマンスを考えて慶應第一志望、上智と外大滑り止めで行こうと決めました。
外大も本来ならばスペイン語もしくはアラビア語を学びたかったのですが、センター試験が思ったよりも上手く行かなかったので、絶対に合格しそうな学科を選びました。
外大を本気で受けるシチュエーションというのは、私大が全部落ちている状況以外ありえないため、そのようなプレッシャーでも合格できるようにしました。
また、外大を簡単な語科にしたために、私大は全て落ちても大丈夫だと考えることができ、それらの試験をリラックスして受けることができました。
高校時代、部活や生徒会含め勉強以外で取り組んだこと
卓球部、中高5年間活動をしました。
また高校2年時にアメリカに1年間高校留学をしました。
そのため、日本の高校は留年扱いになり、4年間高校に在籍しました。高校留学をしたこと、またその期間に英語をものすごく勉強した為に英語は更に好きになりましたし、受験でも慶應法学部は圧倒的に有利になりました。
英語力を伸ばす為だけに留学をしたわけではないですが、結果として実力が付いてきたので良かったです。
勉強面
高校1、2年時の勉強への取り組み
勉強は英語だけしていました。
と言っても、電車の行き帰りの2時間強で単語帳をひたすら眺めていただけです。
またyoutubeなどで英語のコンテンツを見ることでリスニング力を鍛えていました。
高校3年時の1年間の勉強の進め方と学習の中で心がけたこと
高校3年生では英語は単語帳でひたすら難しい単語を覚えました。また不安のあった細かい文法や読解などもたまに参考書を使い勉強しました。
プラチカは本当にいいです!特に感覚で英語を解いている人にはおすすめです。慶應法学部の本番では緊張もあり6割程しかいっていないと思いますが、結果としてはOKでした。
夏までは英語を極める。
夏休みからは日本史を極める。
夏休みで日本史の偏差値を10あげて、夏以降で更に偏差値を8ぐらいあげました。
慶應法学部では資料問題は基本的に出ないので捨てました。
上智などでは資料問題が出ますが、難しすぎて一部のマニアしか解けないので私立文系志望なら捨ててもいいと思います。
慶應法学部の本番では78点でしたので、妥当なところだと思います。
小論文は直前に4回程書いて先生に添削をしてもらいました。最初に河合塾の早慶模試で小論文を書いた時は1000文字中600字しか行かず、偏差値も30台でしたが、本番はしっかりと埋めることができました。
そもそも小論文の対策はしておらず、英語と日本史で合格点に達することを目標としていました。本番では40点ぐらいは取れたともいます。
外大を受ける為にセンター試験の対策をする必要がありましたが、数学1A、現代社会、生物基礎、化学基礎の対策はセンター試験1ヶ月前までやりませんでした。
第1志望でない大学の対策に時間をたくさんかけるほどもったいないことはないと思います。
1日の平均勉強時間
高校1、2年時の平均:30分
高校3年時の平均:平日4時間、休日8時間
得意科目とその理由
英語
高校生の時に1年間アメリカに交換留学をしていたため。
留学以前にも、英語の先生が好きだったため、気に入られようと授業を集中して聞き、英単語をひたすら覚えた。
日本史:東進が出版している一問一答を端から端まで、上から下まで全部覚えたから。
不得意科目とその対策方法
国語・古文・漢文
かける労力と時間に対し、成績はそれほど伸びないということがわかっていたため、漢字以外勉強しませんでした。
また、第1志望である慶應の法学部では小論文だったため、国語は捨てました。
上智大学に国語はありましたが、問題の精度が低すぎて、各予備校が試験直後に出す解答速報でも答えが全く違っているぐらいですので、国語は上智大学においては捨てて問題はないと思います。
おすすめ参考書とその理由、取り組んだ回数
《おすすめ参考書①英語》
高3以前
速読英単語上級編 (z会)
高3の4月〜7月
ユメタン3(アルク)
灘高キムタツの国公立英語リーディング超難関大編 (アルク)
夏休み
構文把握のプラチカー英文解釈(河合塾)
夏休み明けから
過去問
11月〜
テーマ別英単語ACADEMIC上級01人文社会科学編 (Z会)
英文法語法のトレーニング演習編 (Z会)
12月〜
解体英熟語(Z会)
《おすすめ参考書②日本史》
高3の夏休み
石川日本史B実況中継①〜④(語学春秋社)
夏休み明けから
日本史B一問一答完全版(東進)
11月から
菅野の日本史B講義録(代々木ライブラリー)絶版
実力をつける日本史100題 (Z会)
12月から
攻略日本史テーマ文化史 整理と入試実践 (Z会)
ずっと
日本史用語集 (山川)
日本史B表解演習書 (東進)
参考書は基本的に全部ボロボロになるまで使いました。
塾の活用方法
塾には通いませんでした。講習も行っていません。
模試の位置づけ
模試は英語と日本史だけは復習をしました。
同じ問題が出て解けないことほど悔しいことはないです。
また周りの受験生が復習をしていたら、彼らは知っている事になるので、そこで差をつけられたくないと思い復習をしました。
高校の授業の位置づけ
受験に必要のない授業は、寝るか他の科目を勉強しましょう。
時間の無駄です。なんならいらない授業しかない日は学校にもあまり行かなくてもいいと思います。
ただ卒業する為に、単位は必要なので最低限は出席しましょう。
受験に必要な科目はいくら説明が下手くそな先生であっても基本的には、自分たち生徒より知識を持っているはずなので聞きましょう。
通学時間の活用方法
イヤホンで洋楽を聞きながら、単語帳を眺めるのはおすすめです!
暗記するものは、短い時間でもいいので、頻繁に目にする事が大切です。隙間時間を活用しましょう。
生活面
1日の平均睡眠時間
高校1、2年時の平均:9時間
高校3年時の平均:7時間
主な勉強場所
学校では自習室。放課後の21時まで空いていたので9月からは毎日使っていました。
自分のクラスでは無い、あまり仲良く無い人もたくさんそこで勉強をしていたので、集中して勉強をできる環境でした。
家ではお布団。あったかいから。家では机で勉強していません。
おすすめの息抜き方法
体育の授業でサッカーをする事。
モチベーションを上げる方法
憧れの先輩と同じ大学に行けることを想像していた。
将来稼ぐことを想像していた。
自分なりの健康管理方法
睡眠時間は削らなかった。
受験時に聞いた印象に残っている・勇気づけられた言葉
自分「先生僕、受かりますかね…」
数学の先生「いや、判定50%とか出てるんだから〜天気予報で、降水確率50%とかなってたらだいたい雨降るでしょ??だから心配しないでやることやりましょう!」
誰と一緒に勉強したか
高校のクラスの友達3人ぐらいと放課後21時まで一緒に勉強しました。
だいたい18時ごろまではグダグダしていましたが、18時からの3時間は一言も喋らずに本気で勉強しました。
勉強や受験に対する親のスタンス
無干渉(現役で合格して、国立に行ってくれれば嬉しいとは言っていたが・・・)
親にしてもらって嬉しかったこと
何も口出しをしてこなかった事。
メッセージ
大学入学後の生活
私の大学生活は、勉強・所属団体・アルバイトの3つで大体構成されています。
大学1、2年時はスペイン語を週4コマと、英語週2コマ、法律科目、一般教養を勉強します。一般教養は大体なんでもあります。私は、キリスト教史・数学・物理・ラテンアメリカ地域文化論・社会学・フットサル・筋トレ等を履修しました。
所属団体では、長期休みに海外から交換生を呼ぶプログラムを運営、自分自身も参加するということをやっています。
アルバイトでは塾講師と、医療系学会を運営する会社で働いています。年間で90万円程度を稼ぎます。
稼いだお金は、ラーメンを食べて、本・教科書を買って、長期休暇に旅行に行くと大体消えます。
海外旅行が趣味の一つなので大学2年時は、アメリカ、スペイン、イタリア、インドネシア、マレーシア、イタリアに行きました。
総括すると、大学はやろうと思えばやりたい事はなんでもできるし、やりたくなければ何もしなくても誰からも何も言われません。楽しむのも自分次第ですし、逆もしかりです。
4年間、資格取得を目指して勉強だけする人もいますし、運動やサークルだけする人もいますし、アルバイトだけしているような人間もいます。
最低限のラインを守りながらひたすら自分の好きなことに時間を費やすといいと思います。
こんなに好き勝手にできるのは、大学を卒業したら老後まできっと来ないのでしょう笑。
後輩へのメッセージ
大学受験は人生の中の大きな分岐点の1つになると思います。
どこの大学に行ったかというのは、今の日本社会に生きていると死ぬまで何かと重要になってきます。
一生に一度ぐらい半年ぐらい死ぬ気で勉強してみてはどうでしょうか。
もちろん自分の志望校に合格しなくても死にません。仮に不合格になったとしても、それが、全力でやった結果なら納得できると思います。だけれども、適当にやって、少しでも手を抜いて、不合格になった場合はどうでしょうか?一生後悔すると思います。そして一生言い訳して過ごす事になります。そんな人生は悲しく、つまらないと思います。
また、親が塾に行くお金を出してくれないからと言って諦めるのは良くないです。
結局は勉強するのは自分です。アフリカの奥地にみなさんは住んでいません、本屋に行けば参考書はすぐ手に入る環境にみなさんは住んでいるわけです。本屋に行きましょう。実際に手に取って、自分に合う参考書を買いましょう。気に入らなければすぐに捨ててもいいです。
参考書を買うお金は自分に対する投資です。
大学受験を考えていて、やりたい事がない、勉強した事がわからないという人は、とりあえず河合塾の偏差値表の上らへんから受かりそうなところを受けてみましょう。
偏差値で大学を決めるのはよくないと良く言われますが、基本的には偏差値の高い大学には、面白くて優秀な人が集まっています。(チョコレートについて考えてみてください。ゴディバのチョコとアルフォートのどちらが欲しいでしょうか、答えは自明ですね。それとだいたい同じだと思っています笑。)
仮に、それで適当な学部に入っても、やりたい事はそのうち見つかると思います。大学では様々な授業を履修できますし、最悪転部でもすればいいと思います。
私の場合もそうでした。当初は法律には特別に興味があるわけではありませんでしたが、今では憲法にものすごい興味を持っています。
自分が私立の大学に行きたいけど、周りの人が国立を受けさせようとしてくるという時にも頑張りましょう。しっかりとした根拠を持ち、熱意を伝えましょう。親御さんは学費を払ってもらっているのでしっかりと納得させましょう。お金が問題の場合は将来稼いで国立との差額を返したらいいと思います。
文系の場合なら、年間60万円の差があるとしても、240万円返せばいいだけの話です。高校生・大学生としっかりと沢山お勉強したら、奨学金ももらえると思います。
何かと理由をつけて本当に自分の進みたい道を諦めないようにしましょう。
人生何がどうなるかわかりません。自分の選んだ道を正解にするための努力をしましょう。さぁ次は皆さんの番です。頑張ってください。それでは〜